東京牧場日記

もぐもぐ

そのひとクチがブタのもと

そのひとクチがブタのもと

そのひとクチがブタのもと

 ここ2〜3年で体重が増えるようになってきたので、最近はカロリー管理アプリを使ってレコーディングダイエットをしている。大体1600キロカロリー/1日を目標にしているけど、ほとんど達成できないいま…。
 この本の原題は”Mindless Eating : Why We Eat More Than We Think”だけど、翻訳版のタイトルがナイス。

フレーズ

  • わたしたちが口にする食べ物の量は主に周囲の環境によって決まる。食べ過ぎるのは空腹だからではなく、家族や友人、パッケージや皿、名前や番号、ラベルや証明、色、キャンドル、形、香り、娯楽や距離、食器棚や容器、そういったものが原因となる。それらは無数にあると言ってもいいが、殆ど目につかない。P.9
  • 最高のダイエットとは、ダイエットしていることに気づかない方法である。P.19
  • だが、気分がよく、小さな相違には気づかないカロリーの範囲ー無意識の幅ーがあるのだ。すなわち、1900キロカロリーと2000キロカロリーの差を感知することは出来ないし、2000キロカロリーと2100キロカロリーの差を完治することも出来ない。P.37
  • これがいつの間にか蓄積されるカロリーの危険性である。一日にたった10キロカロリーー<ダブルミント>ーのガム一枚か、<ジェリーベリー>のジェリービーンズ三粒ーを余分に接種するだけで、今日から一年後には450グラムばかりふっくらしてくる。P.37
  • 前もって料理をさらに盛っておくほうが、量を少なめにして二度、三度とおかわりするより約14%、食べる量が減る。食べ始める前に食べたいものを全て皿に並べなさいーースナックも夕食アイスクリームもポテトチップスも。P.62
  • 食料品のパッケージが大きければ大きいほどーテーブルに出したシリアルの箱でもキッチンのスパゲティでもー食べる量は多くなる。P.83
  • 私達が目に見える”シー・フード”を多く食べるのは、その食べ物について余計なことを考えるからだ。容器を見るたびにキスチョコレートが欲しいのか欲しくないのか決め無くてはならない。P.87
  • 食べるために苦労すればするほど食べる量が減る。もしケージの中のマウスが小さなレバーを十回押せば餌にありつけるとすると、彼らは頻繁に食べる。しかし、レバーを百回押さないと餌が出てこないのであれば、食べる量が減る。P.91
  • 子供は胎児の頃から食の好みを発達させるだけでなく、四ヶ月に満たないうちに好きなものと嫌いなものを覚え始める。ある食べ物がおいしいかおいしくないか、親や世話をする人が無意識のうちに発するサインを子どもたちは敏感に察知するのだ。P.172
  • 21世紀は”行動変化の世紀”になるだろうと私は確信している。医学は今も病気と戦う根本的な発見を続けているが、日々の行動を長期にわたって変えることが、わたしたちの人生にさらなる年数と質を加える鍵となる。P.206