東京牧場日記

もぐもぐ

やってのける ~意志力を使わずに自分を動かす~

やってのける ~意志力を使わずに自分を動かす~

やってのける ~意志力を使わずに自分を動かす~

フレーズ

  • 「具体的で難易度が高い」目標の設定は、このような成功と満足感の好循環を作り出します。この好循環は仕事だけでなく、日常生活のあらゆる局面で利用できます。P.34
  • 「なぜ」という視点で捉えると、日々の小さな行動にも、意義を感じやすくなります。理由が明確になることで、小さな行動が、大きな目標を達成するための一歩に変わるのです。P.40
  • 「何」の考えには、「やる気を高めにくい」「"気を見て森を見ず"の完成に嵌りやすい」などの弱点はあるものの、複雑な道のりを着実に進みたい時には抜群の効果を発揮します。P.41
  • 困難を乗り越えなくてはならないという覚悟は、不安を生みます。そしてこの不安が、モチベーションを上げるのです。P.54
  • このような罠に陥らずに目標を設定するためには、「目標設定時には達成後に得られるものをポジティブに考え、実際に行動するときには、達成のために必要なことを現実的に考える」というアプローチが最適です。「先ず達成によって得られるものを想像し、次に進路を阻む障害物を熟考する」というこの目標設定時の思考を、エッティンゲンは目標の「長短比較」と呼んでいます。P.55
  • 同じような目標を目指している他社の存在も引き金になります。心理学ではこれを「目標伝染」と呼びます。目標達成を目指す他社の姿を目にすることで、人は自らも同じ目標を求めようとするのです。P.74
  • 習得型の目標は、自己承認ではなく自己成長という形で自尊心と結びついています。優れた存在であること(=ビーグッド)を証明しようとするのではなく、優れた存在になること(=ゲットベター)を重視するのです。P.86
  • 人は習得型の目標を持つことで、難しい局面(「複雑さ」「時間的制約」「障害」「予期せぬ出来事」)に直面しても、証明型の目標を持っている時に比べて、落ち込みにくくなります。取り組みを続ければよい結果が得られると強く信じる事ができます。P.90
  • 一方、習得型の学生には驚くべき行動が見られました。ネガティブな感情が生じるほど、何らかの行動を取ろうとしていたのです。P.95
  • 永続的な幸福感をもたらすのは、関係性、有能感、自律性の欲求を満たす目標です。他社との結びつきをつくり、支え、確かなものにする目標です。「個人的な成長」「健康になる」「自分の欠点を受け入れる」「社会に貢献する」「一を支援する」などの目標も同じです。P.128
  • つまり、孤独、他社との有意義な関係がない、正しいことを行えない、プレッシャーがきつすぎる、洗濯の自由がないなどの状況下では、ある種の防御手段として、人は富や名声に目を向けることがあるのです。「金持ちになり、有名になれば、誰かが私を愛してくれるはずだ」というわけです。しかし、富や名声を得ても、必ずしも本当の幸せは得られないのです。P.130
  • 目標と同じく、計画も”作り方”がとても重要です。効果的な計画とは「何を」「いつ」「どこで」「どのように」実行するかを具体的に示すものです。P.184