投資信託は、この8本から選びなさい。 作者: 中野晴啓
財テクの本で投資信託の勉強した。
実は、この本の後に「最新版 投資信託はこの9本から選びなさい」という本も出版されているのだが、そこで紹介されている銘柄は、今回の8本とは若干違う構成で選定されていて、長期投資を前提としているのに、ほんの数年で推奨の銘柄が変わってしまうのはどうなんだとは思った。
しかし、作者の中野氏が推奨する8本の投資信託を買うかどうかは別にして、投資信託の考え方はとても分かりやすく解説されているので、勉強をするには良い本である。
- 作者: 中野晴啓
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2011/06/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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メモ
長期投資をするなら、世界の株や債権への分散投資をしている投資信託を選んで購入する(P.43)
安易に買うべきではない投資信託は、まさにこれから運用がスタートするという投資信託です。(P.67)
運用でリターンを1%向上させるためには努力が必要だが、コストを1%削るというのは、買う時にコストを見て投資信託さえ選べば誰にでも出来ることです。(P.106)
長期的なリターンを見る限り、インデックス運用に分があります。つあmり長期投資を行う場合、アクティブ運用はインデックス運用に勝つのが難しいということです。(P.116)
長期投資に適った投資信託の条件
- 信託期限が無期限であること。
- 分配金を全額再投資に回してくれること。
- 購入時手数料がかからないノーロード型で、信託報酬率が低いこと。
- 純資産残高がが増え続けているもので、その残高があまりにも小さい場合は除外。
- 小額から自動積立が出来て、自分の銀行口座から毎月引き落としが可能。
- 投資対象は「国際分散型」
(P.160)
まとまったお金がある時は、1年位かけて、分散して購入する。(P.192)
複数の投資信託を持っている場合や自分でポートフォリオを組んでいる場合は、リバランスが必要。(P.196)
購入した後にチェックするのは「純資産残高」が増えているのかどうか、その一点だけでOK。減っていたら解約を検討する。(P.204)